思考はどこから生まれるの？

こんにちは！

メンタルケアトレーナーの中村茉那です。

今日から3月ですね！

春はすぐそこ！そんな気配を感じています。

先日、綺麗な彩雲に出会い感動しました。

日々、自分の頭の中を駆け巡る「思考」や「考え」はどこから生まれるんだろう？と考えたことはありますか？

以前、私の思考は

・何故上手くいかないんだろう？

・余計なことを言って嫌な思いをさせていないかな？

・どうせ頑張っても認めてもらえないよね

・なんでいつもこうなっちゃうのかな？

というような「ネガティブ思考」「自分否定」「心配性」「最悪の想定」を頭の中で繰り返してていました。

そんな自分の思考や考えを変えたくて、思考はどこからくるんだろう？と考えたことがあります！

思考は「過去の記憶」により潜在意識や脳、そして身体に刻まれたプログラムから自動的に生み出されます。

さらにそのプログラムの大前提から自動に思考やセルフトークが生まれ、その周波数と共鳴した出来事が現実化します。

私は「ネガティブ思考」だったので、ネガティブな自己暗示をセルフトークにより無意識に繰り返しネガティブな現実体験を繰り返していたのです。

ネガティブ思考の原因とは

潜在意識や脳、そして身体（細胞）には、過去に体験した、教育や躾、特に幼少期の体験によるプログラムが刻まれ、今でも無意識に自分の思考の癖や、考えを生み出し行動を決めています。

さらに頭の中では「スーパーエゴ」の囁きも私たちの思考を支配しています。

エゴの声も記憶のプログラムも、「当たり前」になっていて、たとえストレスを感じる言葉でも違和感すら感じないかもしれません。

「思考は現実化する」という「ナポレオンヒル」の有名な言葉がありますが

この思考は潜在意識や脳に刻まれたプログラムから生み出される無意識の思考なのです。

そして、日々の小さな選択から、人生の大きな選択まで、潜在意識が影響しているのです。

「意識」は言葉にできて、自覚できる「顕在意識」と認識できない「潜在意識」が存在します。

意識を氷山に例えたイラストなどを目にしたことはありますか？

顕在意識は意識の約3~5%を占め、潜在意識は意識の約95~97%を占めると言われています。

これは私の体験した事で認識したのですが、潜在意識は2つの領域が存在します。

それは

・生まれてから今日までの体験により記憶されたパーソナルプログラム。

・体験していないのに感じる「集合無意識」の記憶。家系のトラウマや国などのコミュニティーがの記憶によるプログラムです。

例えば、高い場所から落ちた経験もないのに高所恐怖症！という時には、自分の体験ではなく、集合無意識の記憶を感じとっている場合があります。

この二つの潜在意識の領域の自動思考が生み出す周波数と共鳴する現実がつくりだされるのです。

数字で比べてみても、5%よりは95%を占める「潜在意識」の影響が大きいのがわかりますよね！

望む未来を一生懸命イメージしても、アファメーションを繰り返しても「引き寄せがうまくいかないんです！」とお伝えいただくことがあります。

それは言葉にできる顕在意識の思考ではなく潜在意識の「観念」や「大前提」による無意識の思考が現実化するからなのです。

潜在意識に存在する二つの領域

今回は潜在意識に存在する

二つの領域のひとつ

「過去の経験によって潜在意識に刻まれたパーソナルプログラム」

によって生み出される無意識の自動思考についてお伝えしたいと思います。

特に私たちが生まれてから、物心がつくまでに経験したことの記憶は潜在意識に刻まれます。

赤ちゃんの頃の記憶はないと思いますが、実は身体の感覚を通して潜在意識や脳、そして細胞に記憶されているのです。

記憶の主なものは

・お母さんのお腹の中で体験したこと

お腹にいたときのお母さんの精神状態や感じていたこと、体験したことが細胞の記憶として潜在意識に刻まれ、自分が体験したように記憶されます。

・躾や教育によりできたビリーフ

こうあるべき、こうでなければという　思い込み、信念、恐れや不安

・兄弟や祖父祖母など家族間の体験でできた記憶

・友達、先生、コミュニティーに所属した時の体験

例えば、〇〇ちゃんはこういう人だよね！と言われた言葉により「私はこういう人」と無意識にアイデンティティを決めてしまう場合があります

・物事が思い通りにいかなかった挫折体験

が自動思考を生み出します。

また

私たちは育つ段階で自分の人格を全て否定し、親の言うことを全て受け入れる一時期があると言われています。

それは、親から切り離されたら生きていけない！と本能的に察知するため、無意識に受け入れまし。

「反抗期」を迎える頃には、親からの刷り込みや考えよりも自分の考えが上回り、自分らしく生きられるようになる方もいます。

ですが、家庭環境やあまりにも厳しい躾、トラウマ体験など、過去の体験からできた「思い込み」が強い場合「あなたの本質」が抑圧され、「生きづらさ」を感じてしまうのです。

例えるなら、過去の記憶というメガネ越しに世の中を見ているというイメージです。

そのメガネを私は「心の目」と言っています。

心の目が「恐れ」というメガネをかけていたら恐れというメガネ越しに物事や人をみてしまい、何もされていないのに、またはとても優しい人なのに、相手を怖いと感じてしまい距離を置いてしまうことがあります。

例えば、過去に浮気をされた経験があり、パートナーと別れたことが心の傷になっている場合をイメージしてみましょう！

次にお付き合いをする相手が、浮気をしない優しい人だったとしても「男の人は浮気をする」という心のメガネでパートナーを見てしまい、どんなに優しくされても、浮気をされていなくても、信頼できず、いつも「疑いの思考」が浮かび、望んだお付き合いができなくなることがあります。

95%の潜在意識にネガティブな大前提があれば、ネガティブな自動思考が無意識に繰り返され、ネガティブな周波数と共鳴する出来事が現実化するのです。

また、表面の意識で、ポジティブな言葉や考えを頑張って意識しても95%を占める潜在意識がネガティブであればネガティブな自動思考が無意識に繰り返されネガティブな出来事が現実化するのです。

引き寄せがうまくいかない、望んだ結果を掴めない、何をやっても変わった時間ができない。

場所を変えても、人を変えても同じ悩みが繰り返される

など、頑張っても色々試しても何故か変わった実感がもてないと思う時は、もしかしたら、潜在意識の自分ではない「考え」に支配されているかもしれない！

と思ってみてください。

潜在意識と脳のプログラムを書き換える

ご自分でできる潜在意識を書き換える方法の１つにリアリティーチェックがあります。

リアリティーチェックとは

頭の中で浮かぶ「考え」（特にネガティブなもの）が、今、目の前で起きているかどうかの確認作業です。

過去のネガティブなプログラムや思い込みは脳にも記憶されています。

潜在意識はご自分では認識できませんが「脳」の特徴を生かしてある程度のものは換えることができます。

例えば先ほどのパートナーとのことであれば「この人も浮気をするかもしれない」という考えが浮かんだときに

「今、その現実はないよね！」

と繰り返し確認していくのです。

脳のニューロンに過去に浮気をされた経験が記憶されていますがリアリティーチェックを繰り返し

「新たな経験」を繰り返すことで、脳の可塑性により、新しい考えが定着して思考を変えることができるのです！

定着するまでには、少し時間がかかりますが、「浮気されない」という経験が繰り返され、新しい脳の繋がりができる頃には自然にパートナーを信頼できるようになっているでしょう！

繰り返しの体験により

潜在意識や脳に刻まれたプログラムが書き換えられ、共鳴する周波数帯が変わり現実での体験が変わっていくのです！